


「葛巻に昔、木彫り熊を彫って北海道に売っていた人がいた」
本の中の一文から、葛巻町で昭和40年代から60年代に木彫り熊を彫っていた、上高山兼太郎に出会いました。北海道と本州を行き来する是恒さくらと、葛巻町に住む増子博子のそれぞれが、木彫り熊との出会いから生まれた問いを、それぞれの旅の中で探ってきました。
この本ではまず、葛巻町でかつて木彫り熊を彫っていた上高山兼太郎の木彫り熊を写真で紹介します。そして、岩手県や隣県での聞き取り、木彫り熊を扱う業者や木彫り熊の蒐集、研究をしている方々からの聞き取りや、木彫り熊を訪ねた旅の記録を綴りつつ、是恒、増子がそれぞれ探ってきた問いへの返答を、ドローイングやエピソードを交えて記しています。
仕様:148mm×210mm
96ページ
モノクロ
2022年2月2日発行
編集・執筆 増子博子 是恒さくら
デザイン 土澤潮(デザイン事務所ペイジ)
写真撮影 吉田健太郎
印刷 坂部印刷株式会社
発行 木彫熊通信(是恒さくら・増子博子)
※写真と実物の色味は、若干異なる場合がございます。予めご了承ください。